インバウンド対応 (更新:2026.03.22)

外国人のお客様が順番待ちで困っていること — 多言語対応システムで解決する方法

外国人のお客様が順番待ちで困っていること — 多言語対応システムで解決する方法

2024年の訪日外国人観光客数は約3,687万人。コロナ前の2019年(約3,188万人)を大きく上回り、過去最高を記録しました。旅行消費額も約8兆1,395億円と、インバウンド市場はかつてない規模に成長しています。

しかし、外国人のお客様を迎える現場では「言語の壁」が依然として大きな課題です。観光庁の調査(2024年)によると、訪日外国人が困ったこととして「施設等のスタッフとコミュニケーションがとれない」が22.5%「多言語表示の少なさ・わかりにくさ」が13.4%を占め、もっとも困った場所は飲食店という結果が出ています。

メニューの多言語化や写真付きメニューの導入は進んでいますが、意外と見落とされているのが「順番待ちの場面」です。この記事では、外国人のお客様が順番待ちで直面する具体的な困りごとと、多言語対応の順番待ちシステムによる解決策を紹介します。

外国人のお客様が順番待ちで困る5つの場面

①受付の仕組みがわからない

日本の飲食店では「名前を書いて待つ」「番号札を取る」「店員に声をかける」など、店ごとに受付方法が異なります。日本人にとっては当たり前でも、外国人のお客様にとっては「どうやって順番待ちをすればいいのかわからない」という根本的な問題が発生します。

入口に日本語だけで「お名前をお書きください」と書かれたボードがあっても、それが順番待ちの受付だと気づかないケースは珍しくありません。

②あと何分待つのかわからない

「ただいま30分ほどお待ちいただきます」という案内が日本語だけでは、外国人のお客様には伝わりません。待ち時間がわからないまま店の前に立ち続け、結局「どれくらい待つかわからないから別の店にしよう」と離脱してしまいます。

これは飲食店に限らず、クリニックや自治体の窓口でも同様の問題が起きています。

③呼ばれても気づかない

順番が来て「○○さま〜」と日本語で呼ばれても、自分が呼ばれていることに気づけない外国人のお客様は多いです。名前の発音が日本語式になっていたり、そもそも日本語で呼ばれることを想定していなかったりするためです。

結果として、順番を飛ばされてしまい「待っていたのに呼ばれなかった」というトラブルが発生します。

④「外で待っていてください」が伝わらない

待合スペースが限られている店舗で「店外でお待ちください。順番が来たらお呼びします」と伝えたくても、日本語だけでは意図が伝わりません。外国人のお客様が店の前で不安そうに待ち続ける姿は、観光エリアの飲食店ではよく見られる光景です。

⑤「順番を飛ばされた」と誤解される

日本の飲食店では人数や席タイプによって案内順が変わることがありますが、このルールが事前に説明されていないと、外国人のお客様は「自分より後に来た人が先に入った」と感じます。言語が通じないため説明も難しく、Googleの口コミに「不公平な対応をされた」と書かれるリスクがあります。

なぜ「順番待ち」の多言語対応は後回しにされるのか

メニューの多言語化は進んでいるのに、順番待ちの多言語対応が遅れている理由は明確です。

①「人が対応すればいい」と思っている

順番待ちの受付はスタッフが口頭で行うことが多く、「その場で身振り手振りで対応すればいい」と考えがちです。しかし、ピーク時にスタッフがつきっきりで外国人のお客様に対応するのは現実的ではありません。

②ツールが存在しないと思っている

メニュー翻訳ツールや多言語タブレット注文は広く知られていますが、「順番待ちを多言語で自動化するツール」があることを知らない店舗オーナーはまだ多いです。

③問題の深刻さに気づいていない

外国人のお客様が「わからなかったから帰った」場合、その離脱は売上データに表れません。行列を見て帰った日本人のお客様と同じく、見えない機会損失として蓄積されています。

多言語対応の順番待ちシステムで解決する

受付画面の多言語化

順番待ちシステムのタッチパネル受付画面が多言語に対応していれば、外国人のお客様が自分で言語を選択し、受付操作を完了できます。スタッフが英語で説明する必要がなくなり、受付業務の負担も軽減されます。

呼び出し通知の多言語化

受付時に選択した言語で呼び出し通知が届く仕組みがあれば、「呼ばれても気づかない」問題は解消されます。

対応範囲 一般的なシステム アイリスト
受付画面の多言語 ○(対応あり) ○(日・英・中・韓の4言語)
呼び出し通知の多言語 △(一部対応) ○(受付時の言語に連動)
音声アナウンスの多言語 ×(未対応が多い) ○(4言語で自動放送)
番号札の多言語印字

受付から呼び出しまで一貫して外国人のお客様の言語で対応できるかどうかは、システム選びの重要なポイントです。他のシステムとの違いを詳しく知りたい方は「EPARK・Airウェイト・アイリスト比較」もご覧ください。

音声アナウンスの多言語対応

店内のスピーカーから「Number 15, please come to the counter」と英語でアナウンスが流れれば、店外で待っている外国人のお客様にも確実に伝わります。アイリストは受付時に選択された言語に応じて、日本語・英語・中国語・韓国語の4言語で自動音声アナウンスを行います。

050電話番号による呼び出し

外出して待っている外国人のお客様には、電話での呼び出しも有効です。アイリストの050電話番号を使えば、以下の対応が可能です。

  • 順番が来たら自動発信で呼び出し(音声は受付時の言語に対応)
  • お客様が050番号に電話すると、自分の待ち順番を音声で確認できる
  • 呼び出しに出られなかった場合、折り返すと案内を再生
  • 未登録の方が電話した場合、現在の待ち人数をアナウンス

インバウンド対応は「順番待ち」から始めるのが効果的

メニューの多言語化、キャッシュレス対応、ベジタリアン・ハラール対応——インバウンド対策にはやるべきことが多く、どこから手をつけるべきか迷う店舗オーナーも多いでしょう。

しかし、「お客様が最初に接する場面」は注文ではなく受付(順番待ち)です。ここでの体験がスムーズであれば、第一印象が良くなり、その後のコミュニケーションも円滑になります。逆に、受付で「何をすればいいかわからない」体験をさせてしまうと、その時点で離脱するか、ネガティブな印象を持ったまま入店することになります。

順番待ちの多言語対応は、メニュー翻訳と比べて導入のハードルも低く、効果が出やすい施策です。インバウンド対応の入り口としてぜひ検討してみてください。飲食店のインバウンド対策全般については「飲食店のインバウンド対策ガイド」で詳しく解説しています。

よくある質問

Q. 英語だけ対応すれば十分ですか?

訪日外国人の内訳を見ると、中国・韓国・台湾・香港からの来訪者が全体の約6割を占めます。英語だけでなく中国語(簡体字・繁体字)・韓国語に対応しておくことで、カバーできる層が大幅に広がります。

Q. スタッフが外国語を話せなくても大丈夫ですか?

順番待ちシステムが多言語対応していれば、受付から呼び出しまでの流れはスタッフの語学力に依存しません。メニューの説明や注文対応には翻訳ツールやタブレット注文を併用すれば、外国語が話せないスタッフでも十分に対応できます。

Q. 在住外国人への対応にも使えますか?

はい。観光客だけでなく、日本に住む外国人住民が利用するクリニックや自治体の窓口でも、多言語対応の順番待ちシステムは有効です。特に自治体窓口では、手続きの説明に時間がかかることが全体の待ち時間延長につながるため、受付段階で言語を自動判別できる仕組みは大きな効率化になります。

まとめ:「順番待ち」こそインバウンド対応の最前線

外国人のお客様が最初に接する場面——それが「順番待ち」です。

  • 受付の仕組みがわからない問題は、多言語タッチパネルで解決
  • 待ち時間がわからない問題は、多言語の待ち状況表示で解決
  • 呼ばれても気づかない問題は、多言語の音声アナウンスとLINE/電話通知で解決
  • 説明が伝わらない問題は、受付時の言語選択に連動した自動対応で解決

順番待ちシステム「アイリスト」は、受付画面・呼び出し通知・音声アナウンス・番号札すべてが4言語(日・英・中・韓)に対応。受付時に選択した言語で一貫して案内できるため、スタッフの語学力に依存しないインバウンド対応を実現します。飲食店向けアイリストの詳細はこちら

多言語対応の順番待ちシステムを、まずは3週間の無料トライアルでお試しください。

この記事をシェア

順番待ちの課題、アイリストが解決します

導入店舗数500以上。飲食・医療・行政など様々な業種で活用されています。
まずはお気軽にお問い合わせください。