順番待ちシステムを比較するとき、必ず名前が挙がるのが「EPARK」「Airウェイト」の2大サービスです。どちらも知名度が高く導入実績も豊富ですが、機能や料金体系は大きく異なります。
この記事では、EPARK・Airウェイトに加え、当社が提供する「アイリスト」を含めた3サービスを、中小規模の店舗目線で比較します。大手比較サイトではスペックが羅列されるだけで「結局どれがいいの?」がわかりにくいため、ここでは実際の運用で差が出るポイントに絞って解説します。比較の前に「何を基準に選ぶか」を整理したい方は「順番待ちシステムの選び方ガイド — 失敗しないための5つの比較ポイント」もあわせてご覧ください。
※当社サービスも含む比較のため、できるだけ公平な視点を心がけていますが、最終的な判断は各サービスの公式情報や無料デモでご確認ください。
3サービスの基本情報
まずは3サービスの概要を整理します。
| 項目 | EPARK | Airウェイト | アイリスト |
|---|---|---|---|
| 運営会社 | 株式会社EPARKグルメ | 株式会社リクルート | 株式会社ネットフラワーズ |
| 導入施設数 | 約10万施設 | 非公開(大規模) | 500施設以上 |
| 主な対象業種 | 飲食・医療・自治体 | 飲食・小売・公共施設 | 飲食・医療・薬局・動物病院 |
| 受付方法 | 専用端末・Web・アプリ | iPad | タッチパネル端末 |
| 月額料金 | 要問合せ | 0円〜22,000円 | 要問合せ |
それぞれ強みが異なるため、「どれが一番」ではなく「どれが自店舗に合うか」で選ぶことが重要です。
比較ポイント①:導入のしやすさ
EPARK
専用の発券端末を設置する形式が基本です。端末の手配や設置工事が必要な場合があり、導入までに時間がかかることがあります。一方で、EPARKのポータルサイトに店舗情報が掲載されるため、集客面でのメリットがあります。
Airウェイト
iPadとプリンターがあれば導入でき、初期費用を抑えやすいのが特徴です。アプリをダウンロードしてすぐに使い始められるため、導入スピードは3サービスの中で最も速いと言えます。リクルートの他サービス(Airレジ等)との連携も強みです。
アイリスト
タッチパネル端末での受付が基本で、導入時にはシステムの初期設定を担当者がサポートします。端末の設置は必要ですが、店舗の運用に合わせた細かいカスタマイズ(受付画面の文言、呼び出し音声の内容など)に対応できる点が特徴です。
まとめ
| 観点 | EPARK | Airウェイト | アイリスト |
|---|---|---|---|
| 導入スピード | △ やや時間がかかる | ◎ 最速 | ○ サポート付きで安心 |
| 初期費用の抑えやすさ | △ 端末費用あり | ◎ iPad持ち込み可 | ○ 構成による |
| 導入時サポート | ○ あり | △ セルフが基本 | ◎ 手厚い |
比較ポイント②:呼び出し方法
お客様への呼び出し方法は、運用の満足度に直結する重要な比較ポイントです。
| 呼び出し方法 | EPARK | Airウェイト | アイリスト |
|---|---|---|---|
| 館内モニター表示 | ○ | ○ | ○ |
| メール通知 | ○ | ○ | ○ |
| 電話(自動音声) | ○ | ○ | ○ |
| LINE通知 | ○ | ○ | ○ |
| SMS通知 | ○ | × | ○ |
| 音声アナウンス | × | × | ○ |
3サービスとも基本的な呼び出し方法は揃っていますが、細かい違いがあります。アイリストは受付時の言語に合わせた音声アナウンスに対応している点が特徴的です。アイリストの機能の詳細は「機能一覧ページ」でご確認いただけます。
比較ポイント③:多言語・インバウンド対応
訪日外国人の増加に伴い、多言語対応の重要性は年々高まっています。ここでは対応の「深さ」に注目して比較します。
| 多言語対応の範囲 | EPARK | Airウェイト | アイリスト |
|---|---|---|---|
| 受付画面の多言語 | ○ | ○ | ○ |
| 呼び出し通知の多言語 | △ 一部対応 | △ 一部対応 | ○ |
| 音声アナウンスの多言語 | × | × | ○ |
| 対応言語数 | 複数言語 | 英語・中国語・韓国語等 | 英語・中国語・韓国語等 |
受付画面が多言語に対応しているサービスは多いですが、呼び出し時の通知や音声アナウンスまで多言語対応しているかはサービスによって差があります。外国人のお客様が多い店舗では、受付から退店まで一貫して多言語で対応できるかどうかが重要な選定基準になります。外国人のお客様が順番待ちで実際に困っていることについては「多言語対応の順番待ちシステムで解決する方法」で詳しく紹介しています。
比較ポイント④:料金体系
料金体系はサービスによって大きく異なり、単純な月額比較だけでは判断できません。
EPARK
料金は公開されておらず、個別見積もりが基本です。EPARKのポータルサイトへの掲載が含まれるため、集客機能を含めた価格設定となっています。
Airウェイト
無料プラン(ベーシック)と有料プラン(スタンダード:月額11,000円、ウェルカム:月額22,000円)の3段階。無料プランでも基本的な受付・呼び出しが使えますが、Web受付やモニター表示は有料プランのみです。
アイリスト
導入費用(機器費用含む)と月額利用料の組み合わせ。利用しない月は前月に連絡すれば月額無料で、解約料もかかりません。月単位での利用が可能な柔軟な料金体系です。
料金で選ぶ際の注意点
「月額0円」に惹かれて無料プランを選んだものの、必要な機能がオプション扱いで追加費用が発生するケースは多いです。SMS通知や電話呼び出しの従量課金も含めて、自店舗の利用量に基づいた年間トータルコストで比較することをおすすめします。
費用の考え方について詳しくは「順番待ちシステムの費用相場は? 初期費用・月額料金のリアルな目安」で解説しています。また、無料プランの制約を知りたい方は「無料で使える順番待ちシステムの落とし穴と正しい選び方」もご参照ください。
比較ポイント⑤:サポート体制
導入後のサポート体制は、IT機器に不慣れなスタッフが多い中小店舗にとって特に重要です。
| サポート内容 | EPARK | Airウェイト | アイリスト |
|---|---|---|---|
| 電話サポート | ○ | ○ | ○ |
| 導入時の設定支援 | ○ | △ セルフ設定 | ◎ 担当者がサポート |
| 運用相談・改善提案 | ○ | △ | ○ |
| 受付画面のカスタマイズ | ○ | △ テンプレート内 | ◎ 柔軟に対応 |
Airウェイトはセルフサービス寄りの設計で、自分で設定・運用できるリテラシーが求められます。EPARKとアイリストは導入時のサポートが手厚く、操作に不安がある方でも安心して始められます。
どのサービスが向いている?
3サービスの特徴をふまえ、どのような店舗に向いているかを整理します。
EPARKが向いている店舗
- EPARKのポータルサイト経由での集客効果を期待したい
- 大規模チェーンやフランチャイズで統一管理したい
- 既にEPARKの他サービス(予約・テイクアウト等)を利用している
Airウェイトが向いている店舗
- とにかく初期費用を抑えて、すぐに始めたい
- Airレジなどリクルートの他サービスと連携したい
- 自分で設定・運用できるITリテラシーがある
- まずは無料プランで試してから判断したい
アイリストが向いている店舗
- 外国人のお客様が多く、受付から呼び出しまで一貫した多言語対応が必要
- 受付画面の文言や音声を自店舗に合わせてカスタマイズしたい
- IT機器に不慣れなスタッフが多く、導入時のサポートを重視したい
- 月単位で柔軟に利用したい(繁忙期のみの利用など)
まとめ:「自店舗の課題」から逆算して選ぶ
3サービスの比較をまとめます。
| 選定基準 | おすすめ |
|---|---|
| 集客力・ポータル掲載 | EPARK |
| 初期費用の安さ・導入スピード | Airウェイト |
| 多言語対応・カスタマイズ性 | アイリスト |
| 導入サポートの手厚さ | アイリスト |
| リクルート製品との連携 | Airウェイト |
| 大規模チェーンの統一管理 | EPARK |
「一番人気だから」「月額が安いから」ではなく、自店舗の課題を明確にし、それを最も確実に解決できるサービスを選ぶことが大切です。導入によって実際にどんな変化があるのかは「3つの業種で見る順番待ちシステムの導入効果」で紹介しています。
どのサービスも無料デモや資料請求に対応していますので、気になるサービスは実際に試してみることをおすすめします。アイリストの無料デモでは、お客様の業種・運用に合わせたデモ画面を作成してご案内しています。無料デモのお申し込みはこちら。